Global Graphics Software
デジタル印刷のための革新的なコアテクノロジ

ニュースリリース

ケンブリッジ (英国)、2016/01/18

カシオ、カラーページプリンタの機能拡張オプション製品にHarlequin®を採用

Global Graphics の Harlequin Embedded RIP が、カシオ計算機株式会社(以後カシオ)の日本向けカラーページプリンタ『SPEEDIA GE6000』の機能を拡張する、同社のオプション製品に搭載されました。カシオはデジタル技術を核として、時計・電子辞書・電卓・電子楽器・デジタルカメラなどのコンシューマ向け製品や、ページプリンタ・ハンディターミナルなどのシステム機器の製造と販売を行うグローバルな企業です。 Global Graphicsは、オフィスプリンタから最新の高速インクジェットプリンタに至るデバイスで、PDL(ページ記述言語)の高性能レンダリングを提供するHarlequin RIPエンジンの開発社です。

カシオは、フルカラーを38PPMで印刷できるページプリンタ『SPEEDIA GE6000』の機能を拡張し、汎用PDLへの対応などを実現することで、より幅広いニーズに応えることを企画。その為にカシオは、GE6000用のオプションとして企画した『拡張PSフルセット』(GE6000-PSS-FUL)に、Harlequin Embedded RIPを搭載することを決定しました。 今回、カシオが採用したHarlequin Embedded RIPには、Global Graphicsの3製品(カラーマネージメントソフトウエアHarlequin ColorPro™・欧文フォント・欧文フォントエミュレーション)が含まれます。これらを含むHarlequin Embedded RIPにより今回、PostScript®データのネイティブ処理が行えるPostScript®互換と、PDFファイルのPCレスプリントを可能としています。

カシオの手塚裕一氏(システム営業統轄部長)は、「この度、弊社のカラーページプリンタGE6000用の拡張オプションとして、Harlequin Embedded RIPを搭載した製品を発売することができ、非常に喜ばしく思っております。弊社では、ページプリンタSPEEDIAシリーズの商品力をより高めるべく、汎用的なPDLへの対応などを検討しておりました。その為、複数のサプライヤーを比較検討した結果、先進の技術力、優れたコストパフォーマンス、要求に合った性能と機能、さらに実績とサポート体制においてGlobal Graphicsが他社より秀でていると判断し、ページプリンタ本体に変更を加えることなく機能を拡張できるHarlequin Embedded RIP の採用を決定いたしました。Global Graphicsの迅速で適切なサポートにより、『拡張PSフルセット』の開発をスピーディーに進める事ができ、非常に満足しております。今度ともさらなるパートナーシップ強化により、優れた製品を引き続き市場に提供してゆきたいと願っております。」と述べました。

グローバルグラフィックス株式会社の代表取締役である萩原佳之氏は、「この度、幾つかのサプライヤーとの厳格な比較検討を経て、弊社のHarlequin Embedded RIPがカシオの『拡張PSフルセット』に採用されたことを大変光栄に思っております。弊社は組み込み型環境で使われるHarlequin Embedded RIPの機能強化の為にRIPコアエンジニアを数年間集中投下してまいりました。その結果、前バージョンに比較し低メモリ環境において各段に高い性能を発揮するに至りました。カシオ様とのパートナーシップを強化し、さらに広範な製品で弊社の印刷や電子ドキュメント技術をご使用いただけることを期待しております。」とコメントしました。

組み込み型のHarlequin RIPは、印刷機器内部の組み込みコントローラー上にポーティングされます。そのアーキテクチャは、メーカーに柔軟性を提供し、製品化の時間とコストを削減します。メーカーはPCL 5c/5e/6、PostScript®、PDF、そして XPSから任意の一つもしくは複数のPDLを選択でき、自社のもしくはサードパーティのカラーマネージメントもしくはスクリーニングを追加したり、広範なフォント選択肢が得られ、そして低メモリ環境でも高いパフォーマンスを実現します。 また広範なSoCと開発環境をサポートします。