Global Graphics Software
デジタル印刷のための革新的なコアテクノロジ

ニュースリリース

デュッセルドルフ(ドイツ)、2016/03/02

GLOBAL GRAPHICS、DRUPAの開幕に合わせインクジェットの印刷品質基準を向上

革新的技術が、シングルパス方式のインクジェット印刷機で高速な高品質印刷を実現

drupa(drupa innovationコーナー70B21/C20)でベールを脱ぐGlobal Graphics Softwareの革新的技術により、シングルパス方式のインクジェット印刷機は、各段に優れた印刷品質を提供できるようになります。Global Graphics Softwareは、Harlequin RIP®を含むデジタル印刷向けソフトウェアプラットフォームのリーディングデベロッパーです。

Harlequin Multi-Level Digital Screening Engine™は、多くの印刷機メーカーを悩ませていたストリーキング(筋状むら)やモットリング(斑むら)といった共通問題に対処するため、どんなメディアタイプ上の如何なるポイントでもインクジェットヘッドからのインク吐出量を制御します。

Global GraphicsのCTO(最高技術責任者)Martin Bailey氏は、「この印刷品質の改善は、インクジェット印刷機メーカーとの広範な共同研究によって達成されました。弊社のHarlequin Multi-Level Digital Screening Engine™は、インクジェット印刷機メーカーが直面している品質問題を解決し、高速性と高品質の両立を支援します。この新エンジンは、Harlequin RIPベースのデジタルフロントエンド(DFE)に組み込むのは勿論のこと、スタンドアローン版を追加し現行スクリーニングを置き換えることでサードパーティDFEにも対応可能です。」と説明しました。

Harlequin Multi-Level Digital Screening Engine™は、Global Graphicsがdrupaでインクジェット開発者へ提案する新サービスの一部で、技術者はシングルパス・グレイスケール印刷機のテスト出力を測定し、結果をGlobal GraphicsのDigital Print Quality Optimizer ツールに入力します。これにより、ストリーキング(筋状むら)やモットリング(斑むら)といった高速インクジェット印刷機の共通問題に対処するための、さまざまなインクドロップサイズ用の最適化されたスクリーンパターンとオーバーラップが計算されます。

Digital Print Quality Optimizerは、特定の印刷機、グレースケール/マルチレベル印刷ヘッド、媒体の組み合わせで最適なドロップサイズとスクリーンパターンを計算します。これにより、特にハイライトと微妙に変化するトーンを含む写真やそれに類する画像の印刷品質が著しく改善されます。Global Graphicsは、印刷機の出力特性を測定し、ドットパターンの最適化を計算します。これにより、ドットの飛行曲がりや硬化前に媒体上で拡散し合体する現象を軽減します。

Digital Print Quality Optimizerは、Harlequin Multi-Level Digital Screenを特定の印刷機/媒体の組み合わせ用に微調整すること、特に明るい色から暗い色へのトーンを作成するときに異なるドロップサイズ間でのオーバーラップ制御を可能にしました。

Global Graphicsは、高速グレースケール印刷機の品質に関するホワイトペーパーを発行し、新Harlequin Multi-Level Digital Screeningが印刷品質をどのように向上させるかを解説しました。Global Graphicsのウェブサイトhttp://www.globalgraphics.com/company/drupa-news/より「Halftone screen Optimization for Single-Pass Inkjets」というホワイトペーパーがダウンロードできます。